2025/5/30(金)開催!組織と人事に対する現実的アプローチを考えるワークショップ
概要:https://less-morning.connpass.com/event/309796/
運営の西山です。
「LeSS morning #3 〜因果関係ループ図によるシステム思考実践 〜」に参加いただきありがとうございました。
今回は、LeSSの原理原則の一つである「システム思考」を理解・実践する上で役に立つ、因果関係ループ図を作成するというワークショップをオフサイトで開催しました。
オフサイト会場では、株式会社ビットキーさまに会場提供のほか、当日運営やサプライズとして飲食の提供など、多大なるご支援をいただきました。運営一同感謝申し上げます。
今回は、前回のLeSS morning #2で取り上げられた「Agile Health Metrics」の指標はどういった要素に影響するのか。
その指標をより深く理解するために、4グループに分かれて以下の指標からそれぞれ1つ選んでもらい、オーバーオールレトロスペクティブ等でも使われる因果関係ループ図を作成いたしました。
amount of backlogs that exist longer than exactly one Sprint
1スプリントよりも長く存在しているバックログの数
percentage of items in Product Backlog that your end-user can understand without additional explanation
追加の説明なしにエンドユーザーが理解できるプロダクトバックログアイテムの割合
commits per developer per day
1人の開発者が1日にコミットしている数
percentage of commits directly to trunk
直接trunkにコミットしている割合
percentage of items selected in Sprint that didn’t exist before previous Sprint Review
直前のスプリントレビュー時点で存在していなかったアイテムを現在のスプリントで選択した割合
started but not done items at the end of Sprint
スプリントの終了時点で開始したが完了しなかったアイテムの数
ancestors in progress per Sprint
各スプリントにおける進行中の先祖の数
※ LeSSのシステム思考に関する説明はこちらをご参照ください
なんともおしゃれなビットキーさまの会場
オープニングトークの様子
ワーク中の様子1
ワーク中の様子2
ワーク中の様子3
ワーク中の様子4
今回は各テーブルで因果関係ループ図を作って終わりにしようと思っていたのですが、それぞれのテーブルがどの指標を選び、どのような会話がなされたのか、どのような図を作成したのかを知り、フィードバックを伝える・得ることでさらに学びが深まると思い、急遽バザー形式のスプリントレビューを実施しました。
共有する人がほかのテーブルの内容を聞けるように、以下の手順で進めました。
各テーブルの参加者に1〜4の番号を振ってもらい、数字が同じ人たちでグループを作ってもらい各テーブルに分かれる
制限時間5分で、それぞれのテーブルでワークショップを行った人がループ図の説明をし、他の参加者からフィードバックを得る(フィードバックとわかるように付箋を残す)
5分後、時計回りに移動し、2を行う
一周するまで2と3を繰り返す
一周終えたら、レビュー前のワークのグループに戻ってもらい、どんなフィードバックがあったか共有、必要であればループ図修正
スプリントレビューの様子1
スプリントレビューの様子2
写真だけでは伝えきれない部分もありますが、各テーブルでの成果物について紹介します。
指標:commits per developer per day
指標:commits per developer per day
指標:started but not done items at the end of Sprint
指標:ancestors in progress per Sprint
コミュニティイベント全体についてのフィードバック(感想・要望・改善案など)があればご記入ください
前提条件をもう少し詳しく設定頂けると良いかなと思いました
抽選の連絡が2/20となっていたが2/21に来たので、外れたと思っていた。ずれる場合はconnpassなどに書いておいていただけると助かります
いつもありがとうございます。また来月もよろしくお願いします。
素敵な会場を利用させて頂き、ありがとうございました
アジェンダのタイムボックスがもっとわかりやすいと良いかも。
楽しかった。もっと早く見つけられたらよかった。第一回から出たかったー
初めての参加で緊張していましたが、ワーク内容はもちろん楽しかったですし、新しい学びが多くありました。個人的にLeSSの経験が無かったのですが、経験者の方に、ハマりやすい罠なども教えていただけて、非常に有意義でした。ありがとうございました。
運営のメンバーのみなさん、大変かと思いますが、申込みの受付完了未完了についての返信をもう少し早くいただけたら嬉しかった(もし、人数の関係などで参加不可であった場合、現場のスケジュール調整が必要なため)
体験型の勉強会で、毎回有意義だと感じている。
LeSS morning(コミュニティ)またはLeSSの夜明け(カンファレンス)についてのご要望があればご記入ください
運営ありがとうございます
もっと広く周知できると良い。
交流を深めつつ、新しい人とも交流したい
とても楽しみです。
オンサイトだからこそできるワークショップを、引き続きお願いします
今後も楽しみにしています。
わかる人がリードする中で、わからん人への関わり方というか、心の持ちよう、保ちようを学びたい
このくらいの頻度で開催を続けてほしい
ずっと続いてほしいです!運営の方々、ありがとうございました。
ワークショップ形式だとハードルが高く誘ってもきてくれないことが多いので、気軽に参加しやすいセミナーみたいな形式のものがあるといいなと思いました
毎回、よい刺激をいただいてます。ありがとうございます!
開催場所について、ビットキーさんのオフィスはアクセスもよく非常にありがたかった。懇親会会場は、東京駅近辺であれば、もっとゆったりできるところ知っているので、自分も手伝いますのでご相談くださいw
コンパスで検索に上がらないという意見がある。
また因果ループのワークショップをメンバーを変えてやってみたいです。
いただいたフィードバックは今後の参考にさせていただきます。
特に、申し込み後のご案内については、運営メンバーで検討し、改善させていただきます。
なお、後述のグラフが示す通り、多くの方にとって有意義な学びの場になったようです。
回答にご協力いただいた方、ありがとうございました!
運営の貝瀬です。
「参加者のアンケートをどのように運営に活かしているのか?その方法や内容も共有してほしい」というご意見もいただきましたので、紹介したいと思います。簡単にお伝えすると、イベント実施後に毎回運営チームでふりかえりを実施しており、そちらで活用させていただいています(以下はふりかえりで利用しているMiroボードの一部)。
LeSS morningの運営チームでは、主要指標の一つとして、コミュニティのエンゲージメントをNPS(Net Promoter Score)で毎回計測しています。
前回のイベント(LeSS morning#2)は運営チームとしても手応えがあったイベントで、実施後アンケートの結果も総じてポジティブでした。ところがNPSを見ると、過去のイベントと比較して低い。しかも、過去のイベントのNPSにも不自然に感じる点がある。ということで、これを直近のふりかえりで扱いました。
詳細は割愛しますが分析の結果、いくつかの事実がわかりました。
NPSの計算方法に一部誤りがあった
これまでのイベントは全て、参加者数に対してアンケートの回答率が絶対的に低い
前回のLeSS morningは、過去のイベントと比較してアンケートの回答率が相対的に低い
以上の事実から、以下の仮説が立ちました。
NPSが低いかどうかを論ずる前に、回答率が低いことの方が問題かもしれない
回答率が低いので、エンゲージメントを計測する指標として適切ではないかもしれない
回答率が向上すれば、不自然に感じていた点を軽減でできるかもしれない
以上の仮説を検証するために、今回のイベントでは、QRコードを印刷してテーブルに置いておくなど、まずはアンケートの回答率を高くするための改善アクション(実験)を行いました。もちろん、NPSの計算方法は修正済です。
アンケート結果はこのように、事実確認・仮説立案・実験、といったステップで改善に活用させていただいています。今後ともアンケートへのご協力をお願いします。
当日不参加だった江端が新大阪のお好み焼き屋から急遽オンラインで聞き専で参加し、おいしいところを持っていった記念撮影