2025/6/27(金)開催!スクラムのプロダクトオーナーとLeSS のプロダクトオーナーの違いとは?
概要:https://techplay.jp/event/950321
運営の丸田です。
7月26日に「LeSS' Morning #8 〜Scrum・LeSSの学び方、それぞれに違いはあるのか〜」と題したイベントを開催しました。本イベントは江端がオーガナイザーとして参加し、参加者の方々の探求をサポートしました。
オフサイト会場はビットキー様にご提供いただきました。運営を代表して感謝申し上げます。
学びとは?
スクラムやLeSSに関係なく、「学び」とはどんなものだと考えていますか?を参加者に問いかけるところから始まりました。
そこで「教育基本法」について紹介がありました。
教育基本法には以下のように記載がありました。
「個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。」
スクラム提唱者は何を学び、どう探求してきたか?
また、スクラムについて先人が何を学び、どう探求してきたか?を知る上でKen Schwaber氏が紹介されました。
Ken Schwaber氏は、スクラム提唱者として壁を感じるごとに探求した内容をもとに書籍化されているそうです。
その中でも『Enterprise and Scrum』には、スケーリングやプロダクトオーナーの位置付けについて示唆的な内容が記されてると紹介されました。
ワークショップ
ワークショップでは、1チーム6人編成で3つのトピックを扱いました。
トピック1:育成対象者(Aさん)が「学んだ」「教育を受けた」と言える状態はどんな状態か?
トピック2:期日などの制約がある中でどう学び、活かせば成長していただくことがことができるのか?
トピック3:集団として効果的に学習を進めていくにはどうすればよいか?
トピック1:育成対象者(Aさん)個人が「学んだ」「教育を受けた」と言える状態はどんな状態か?
育成対象者が学んだと言える状態についてチームごとに付箋を貼っていき、関連する要素を結びつけるワークを行いました。
「学習したといえる状態がカウントされるのはどんな時でしょうか?書籍を読んだだけでは他者からは判断できないのではありませんか?」
「知っているという状態は、はたして学んでいることなんでしょうか?」
「他者から学んだことが見えなくても、育成対象者の方が学んでいる状態はありませんか?」
など探求を進めていくうちに様々な問いかけがありました。
トピック2:期日など制約がある中でどう学び、活かせば育成対象者は成長していただくことがことができるのか?
よりリアルな場面で探求するために、クライアントからは期日通りの成果を求められる状況で学ぶにはどうすればいいかを探求しました。
このトピックでは以下のような問いかけを受けながら進めていきました。
「教える立場になった途端、自分が正しいと思う学び方や知識を押し付けてるような要素が多くなっていませんか?」
「こちらが正しいと思っているやり方や知識を伝えるやり方が本当に育成担当者に効果があるやり方なんでしょうか?」
「教える立場になった途端に自分が学んだ時は失敗しながら学んできたことを忘れているのではないか?」
トピック3:集団として効果的に学習を進めていくにはどうすればよいか?
こちらが最後のトピックです。
トピック3では、集団であるメリットを活かすことで天才的な才能を持つ個人より良い成果が出せるのではないか?という問いかけに対し、集団として相乗効果を高める方法やミスを軽減する方がないかを探求しました。
いかがでしたでしょうか?
「Scrum・LeSSの学び方、それぞれに違いはあるのか」というテーマの学びは深められたでしょうか?
難しいテーマだったように感じます。理解が曖昧な点や追加で知りたいこと等あれば、LeSSmorning slackコミュニティの#13_questionroom に投稿いただければと思います。
議論中の風景
議論中の風景
議論中の風景
議論中の風景
トピック1・2について
トピック3について
トピック1・2について
トピック3について
トピック1・2について
トピック3について
トピック1・2について
トピック3について
オンライン側のmiroボード(トピック1)
オンライン側のmiroボード(トピック2)
オンライン側のmiroボード(トピック3)
今回は参加者30名中19名の方に回答いただきました。
どのような気づきや学びが得られましたか
組織論と心理学
どのように学びを深めていくのか
内在する経験の言語化になった
学びをどう作り上げるかのヒント
学び方や組織の成長についての考え方が全体的に今まで触れたことがないものが多く勉強になりました。
組織論と心理学を根底に、相手自覚しましたを見て合わせて成長することの意義を改めて
学びに対する考え方、
組織と個人の考え方の違い
チームをより効果的にするために何を考えるべきかを学べた
ebackyのお話で、人が行動に表れていないからといって、その人が学んでないとは限らない、それに気をつけなければならないというのは考えさせられた
認定スクラムマスタートレーニングの回答になったような気がしました。
ちょうど自分の組織で学びを広げることに対して壁にぶつかっており、深く考えるきっかけになりました。
早く学んでもらいたい、という教育者の欲望との戦い
経験の学びを広げる意識が大事
心理学と組織論に基づいて考えること、組織の成長を軸に考えること
人や組織の学びや成長に対するスタンス、根っこの考え方
学習の再発見
グループ内でのディスカッションで、組織に対する恣意的でない学習や指導において、ストーリーが大事なのではないかという話題に学びがあった。ストーリーは論理性とエモーショナルな側面の両方があるから人を動かしやすいのかもしれないと気づいた。
コミュニティイベント全体についてのフィードバック(感想・要望・改善案など)があればご記入ください
久しぶりにヒト・組織・スクラム・Lessを考える機会にさせていただきました。ありがとうございます!
各チームにスタッフが入った背景が少し不明でした
前回に続きワークショップと解説をありがとうございました!
またこういう会の実施をお願いしたいです!
大変有り難い時間でした!参加のハードルも低い雰囲気で助かっています!
特にありません!いつもありがとうございます!
運営ありがとうございます。とてもよい場でした
オンラインだったので、オフライン会場の様子はあまりわかりませんでしたが雰囲気が良さそうでオフラインでも参加してみたいと思いました(鹿児島からなのでなかなか難しいのですが・・・
また機会あれば参加させてくださいー。
個人的にはエバッキーさんの話が聞けて良かったです(ニッキーさんというスクラムコーチからお話は色々伺っていました)
会場の入口で迷ってる方がいたので、会場の前に人がいると良さそうでした
音声がちょっとこもっている(こちらの回線のせいかもしれない)
1セッションごとにエバッキーの解説が入るスタイルでよかった。
LeSS morning(コミュニティ)またはLeSSの夜明け(カンファレンス)についてのご要望があればご記入ください
カンファレンス楽しみです!
たくさん開催してください!
月曜と金曜の内容をもう少し知りたい。
クレイグの話を聞きたい
当日が楽しみになってきました
特になし
スプリントレビュー、今後はどうなるのでしょうか???
またアナウンスをお願いします
今後も是非こういったイベントを開催していただけると嬉しいです!
色々な学びがあり、また来週から忙しくなるなという思いです
夜明け、楽しみにしてます!
このスタイルはとても良かったです。またお願いします!
19時開始だと参加しやすいです。
実践的なワークショップを引き続き要望します。
Lessをやってないので参加して良いか悩みましたが、参加できて良かったです
初参加なのでまだわからない
ぜひまた参加させてください!
他のScrumフレームワーク(Scrum@Scale等) との差分や選定の基準等があれば、ぜひ聞いてみたいです
大阪の機会をぜひ
二次会に行く都合が難しいが、感想戦をしたい。イベント後30分ほど会場に留まらせてもらえると嬉しい。
いつもアンケートに協力いただきありがとうございます!いただいたフィードバックは今後の参考にさせていただきます。
本イベントの全体的な評価は上記グラフの通り、総じて満足いただけたようで安心しました。
今後もあらゆる参加者にとって学びになる場を提供しきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!