日時:2024年9月8日(日)〜 2024年9月10日(火)
場所:北海道大学札幌キャンパス
2024/6/28: HPを公開しました!
2024/7/28: 参加者募集を開始しました!
2024/8/25: 要旨(小林先生・大槻先生)を公開しました!
2024/8/30: 要旨(本田先生)を公開しました!
2024/9/1: 参加受付を締め切りました。
2024/9/10: 無事、会が終了しました!ご参加されたみなさん、ありがとうございました!
本研究会は、若手研究者に、多様な分野の基礎理論の学習機会や参加者の交流機会、新規共同研究の開拓の場などを提供することを目的としております。現在、生物学の各分野における数理科学の専門家が協同を果たす事で、様々な生物学研究を加速・促進させる新しい「融合研究」を展開する事が、数理生物学に期待されています。特に、数理モデルを専門に扱う若手研究者にとっては、あらゆる生命現象に関する話題に対応し、定量・予測のための信頼できる数理科学的手法を提案することが非常に重要な能力です。一方で、数理生物学の若手は分野ごとに全国に散在しているため、体系的な数理的手法を習得する機会は少なく、大学院生を含む若手教育を牽引していく中心的な研究機関も存在しません。このような時代の要請に継続的に答えるために、過去3回にわたり、学生が主体的に企画・運営を行うことで、体系的な講義を提供するとともに若手の交流を図り、分野横断的な手法の習得を促進する機会を提供してきました。
今年度も、対面形式にて第4回夏の学校を開催する運びとなりました。第4回では、理論分野に興味のある若手研究者を中心に、理論生物学の学習と研究者ネットワークの拡充のきっかけを作ることを目指しております。それだけではなく、幅広い分野の数理的手法と応用例に関する講義を提供することで、学生を中心とする若手研究者が生物学を数理科学の観点から研究する手法の体系的な習得と、理論生物学全体の発展に関して議論する場を提供することを目指しております。
各分野を代表する先生方による講義だけでなく、聴講者の方々にも研究内容を発表していただける口頭発表やポスター発表の場を設ける予定です。本年度の発表会も、様々な分野で活躍される方と交流を深められる場にできると確信しております。研究を始める前の学部生の皆様から既に研究を進められているポスドクの方まで、分野・性別・キャリアを超えた多くの方にご来場をいただけますと幸いです。皆様におかれましては、周囲の学生への周知をお願いいたしますとともに、当日のご参加を心よりお待ちしております。
実行委員代表 森田慶一(総合研究大学院大学・理化学研究所)
7月1日(月)より開始
第1期はこちらから(締切:7月28日(日))
第2期はこちらから(締切:9月1日(日))
*夏の学校実行委員会から宿泊費を支援いたします。希望者は第1期にお申し込みください。支援を希望されない方は、第2期にお申し込みください。
*参加希望者が定員を超えた場合、フォームを記入・提出されても参加できません。
*参加に関してご相談のある方は下記のお問合せメールから、ご連絡ください。
*渡航費支援に関して、日本数理生物学会から助成いただきます。詳細は、下記「渡航費・宿泊費支援」をご覧ください。
*締切を過ぎた場合、新規登録などに対応できない場合がございます。
*申し込みに関する留意事項
定員【25名】
*北海道大学内の会場の収容人数に上限がございます。
1日目は、北海道大学理学部2号棟前に集合し、グループに分かれてお食事に行きます。
懇親会は、参加費をいただく予定です。具体的な金額は後日お伝えいたします。
参加者のショートトークを企画しております。まだ研究を初めていない学生の方も、ご自身の興味のある分野・現象などを5分程度で話していただくだけでも歓迎です!
原則、参加者の方には発表(口頭もしくはポスター)をお願いしております。発表が難しい方はご相談ください。
宿泊費の支援希望者は第1期にお申し込みください。
渡航費の支援は希望者は日本数理生物学会から助成していただきます。支援希望者は、日本数理生物学会HPの公募から申請してください。
*渡航費支援に関するお問い合わせは、JSMB事務局までご連絡ください。
理論生物学若手の会(以下、本会)は上記採択者に対し追加で宿泊費支援を行います(上限10,000円)。
本会からの宿泊費支援は、宿泊証明書および領収書と引き換えで夏の学校当日に支給するものとします。(必ず上記証明書と領収書を提出すること)
宿泊費の実費が10,000円に満たない場合は、実費を支払うものとします。
今年度は、「ミクロ・マクロな広いスケールの生命現象を、様々なアプローチで捉える」を中心テーマに据え、理論生物学を牽引する4人の講演者をお招きすることで、昨年度から更に充実したプログラムを組みました。昨年度は、マクロ生物学を中心に、「生命源をいかに数学的に表現し解析するか?」というテーマでご講演を行っていただきました。そこで今年度は、昨年度はお招きできなかった、ミクロ・マクロ生物学のデータ科学を駆使した最先端の研究に関するご講演も行なっていただきます。そして、ミクロ・マクロな現象を数学・物理学的な観点で捉えるアプローチ(小林先生・大槻先生)や、データ科学と融合させたアプローチ(本田先生・近藤先生)を紹介していただき、現代の理論生物学の様々なアプローチを俯瞰することで、ミクロ・マクロな生命現象の共通点・相違点を探っていきます。
講義1(9/9午前):本田 直樹 先生【発生分野】
「データ駆動生物学 〜多細胞動態、神経コネクトーム、
空間トランスクリプトーム〜」要旨はこちら
講義2(9/9午後):小林 徹也 先生【細胞分野】
「生体化学情報処理の理論生物学」要旨はこちら
講義3(9/10午前):近藤 倫生 先生【環境DNAと群集生態学分野】
「生物多様性をめぐる社会課題と自然科学の役割:大規模観測とモニタリング」要旨はこちら
講義4(9/10午後):大槻 久 先生 【進化生態学分野】
「スケジュールの最適化理論」要旨はこちら
※ 講義資料は、プログラム / 参加者リスト内からアクセスできます。二次配布は禁止です。
おめでとうございます!
矢部 清隆 さん(京都大学)「シロアリの女王継承をめぐるコロニー内対立の進化動態」
一色 竜一郎 さん(総合研究大学院大学)「レック型繁殖に対するメスの選り好み仮説の理論的考察」
*アクセス:
*会場では、eduroam (wifi) が使えます。その他の wifi などの通信は提供しておりませんので、所属機関で、eduroam が使えるように、事前に申請してください。
ポスター会場:学術交流会館 第4会場
*貴重品は自己管理をお願いいたします。紛失や破損などしても対応しかねます。
*フラッシュトーク・ポスター発表について
皆様には、原則、ポスター・口頭発表のどちらかを行っていただきます。口頭発表は、お申込みいただいた方の中から最大4名の方に行っていただきます(先着順)。
フラッシュトーク(1分程度)は、ポスター発表の前に行われます。ご自身のポスターの前で、簡単な自己紹介(名前・所属・研究テーマなど)を口頭で行いますので、ご準備いただくものはございません。
ポスター発表では、A0 ポスターを事前に印刷してご持参ください。A0 ポスターの印刷が難しい方は、A4 × 4枚でも問題ございません。議論に十分な資料をご用意ください。
ポスター賞による表彰がございます。
本研究集会についてのお問い合わせは以下のメールアドレスへお願いいたします。
第4回理論生物学夏の学校 実行委員会 宛
件名:冒頭に、「【第4回理論夏学】」を加えてください。
summerschool.theor.biol(at)gmail.com
*(at)の部分を@に変えてください。
※お問い合わせへの返信は Gmail アドレスから行っています。当該アドレスからの返信メールが、迷惑メールなどに振り分けられていないか設定をご確認ください