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スコットランドのグラスゴーで国際哺乳類ゲノム会議(International Mammalian Genome Conference)が4月6~9日で開催されました。小出が参加してマウスを用いた家畜と腸内細菌との関連に関する研究成果を口頭発表しました。2025年4月11日
桜の花が咲く4月にサクラの研究会「ゲノム情報を基盤とするサクラ研究の新展開」を開催します。サクラ100ゲノムコンソーシアムの研究プロジェクトの紹介をすると共に、染井吉野のゲノム解読研究についても講演していただく予定です。先日発表したオオシマザクラの完全ゲノムを解読の紹介もする予定です。開催は2025年4月15~16日で、場所は遺伝研講堂です。ぜひご参加ください。研究会の詳細と参加登録はこのリンクより。2025年2月28日
藤原研究員と小出が遺伝研および森林総合研究所の研究者らで構成されたサクラ100ゲノムコンソーシアムの研究プロジェクトとして、日本の固有種であるオオシマザクラの完全ゲノムを解読し、国際誌Scientific Dataに論文として発表しました。対象とした桜は伊豆大島の樹齢800年以上といわれる国の特別天然記念物「サクラ株」です。今後のサクラ研究への活用が期待されます。2025年2月5日
共感性は他者の感情を理解する能力で人間関係を築く上で重要な能力です。動物では共感性の核となる行動が「情動伝染」としてみることができます。麻布大学の中村月香さん(研究当時、現在:東京農工大学/国立精神・神経医療研究センター博士課程学生)と菊水健史先生との共同研究で、野生由来系統MSM/Msを使って、この情動伝染には嗅覚に加えて視覚情報が重要であることを明らかにして論文をProceedings of the Royal Society B 誌に発表しました。2024年12月11日
新規に解読したグラスカッターの全ゲノム情報を使ってヤマアラシ亜目の動物種における化学受容体遺伝子の進化について解析した論文がMolecular Biology and Evolution誌に公開されました。(プレスリリースはこちら)。グラスカッターゲノムのブラウザも新たに作成されました。この研究成果は、ガーナ大学で進めているグラスカッターの家畜化プロジェクトにも活用されることが期待できます。2024年4月23日
小出が大型げっ歯類グラスカッターの家畜化共同研究を行うためにアフリカのガーナを訪問しました。北部のWaを訪問してワークショップを開催しました。4年ぶりで実り多い訪問となりました。2024年4月2日
大学院生(D3)のBharathi Venkatachalamさんたちの研究成果がThe International Behavioural and Neural Genetics Societyの学会誌であるGenes Brain and Behavior誌に公開されました。従順性の選択交配をしたマウスでは社会性が高くなっている特徴があることが分かりました。一方、従順性の選択により形態や毛色などの変化がみられるという従来の家畜化症候群の兆候は見られないことを示しました。この成果は、従順性の行動学的意味を示すと共に、家畜化症候群が生じる基盤を再検討する必要があることを示しています。2024年2月27日
筑波大学の高橋阿貴先生が代表、小出が所内世話人として、2023年の年末(12月26・27日)に遺伝研 研究会「社会性の個体差を生み出す生物学的基盤」 を開催しました。興味深い発表と熱心な質疑応答で、刺激的な2日間になりました。2024年1月5日
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